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研削砥石とは
研削砥石とは、動力により高速度で回転させることで、無数の鋭い粒が加工物を削り、美しい仕上げ面と正しい寸法に仕上げることができる切削工具です。グラインダなどの工具に取付けて回転させ、定められた使用面を加工したい素材に当てて使用します。ここでは、レヂボンが製造する砥石を中心に紹介していきます。
レヂボンの切る・削る・磨く製品の種類と特徴
| 種類 | タイプ | 用途 | 特徴 |
|---|---|---|---|
フレキシブル砥石 |
パッドレス タイプ |
削りつつ磨く 研削研磨 |
・取付け部に近づくにつれて厚さを増すことによりパッドを付けなくても使用できるタイプです。 ・ソフトな使用感でしっかり削れるオールマイティ型です。 |
| パッド タイプ |
やさしく磨く・仕上げる 研削研磨 |
・柔軟性が高いタイプです。 ・あたりが柔らかいので振動が少なくきれいに仕上がります。 |
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フラップディスク |
－ | きれいに磨く 研磨 |
・研磨布を多羽根状に並べた研削研磨用ディスクです。 ・研磨布は砥粒の高さが揃っているので仕上面の均一性に優れます。 ・振動が少ないので使用感が非常にソフトで、初心者にも使いやすいです。 ・加工面によくなじむため、曲面の研磨に適します。 |
ミニ砥石 |
－ | 細かい部分を 削る・磨く 狭小部研削 狭小部研磨 |
・金型類などの狭くて小さな部分の研削・研磨に適した小型の砥石です。 |
オフセット砥石 |
普通 速度用 |
ガンガン削る 研削 |
・研削力・耐久性に優れたパワー型の砥石です。 ・加工物に深く切り込めるのでどんどん削り進めることができます。 |
| 高速度用 | もっと ガンガン削る 研削 |
・普通速度用より強度を高め高速度で使用できるようにしたタイプです。 ・高速度用グラインダに取り付けて使用することができるので、より効率的に作業することができます。 |
|
切断砥石 |
－ | 切る 切断 |
・最も速度の速い周面を使用し砥石の厚さ分だけ削り取って加工物を切断する砥石です。 |
ガラスクロス |
オフセット タイプ |
非鉄金属・ 非金属を削る・ 磨く 研削研磨 |
・ガラスクロス基材に研削材を付着させた研削研磨用ディスクです。 ・一般的に砥石では目詰まりしやすい非鉄金属・非金属をスムーズに加工できます。 |
| ストレート タイプ |
非鉄金属・ 非金属を切る 切断 |
・ガラスクロス基材に研削材を付着させた切断用ディスクです。 ・一般的に砥石では目詰まりしやすい非鉄金属・非金屑をスムーズに加工できます。 |
研削砥石の三要素
一般的に研削砥石は砥粒、結合剤、気孔から構成され、その3つを「研削砥石の三要素」といいます。
-
01砥粒
切れ刃の働きをする
研削材の粒 -
02結合剤
砥粒を保持する
ボンド -
03気孔
研削時の熱を発散させ、
切り屑を取り除くすきま
日本レヂボンで製造している砥石は、上記に加え強度を高める補強材が重要な構成要素になっています。
-
04補強材
砥石の割れ、
飛散を防ぐガラスクロス
（ガラス繊維の編み物）
補強材は、砥石の割れや飛散を防ぎ安全に使用できるようにするために必ず入っています。補強材には、ガラスの織物（ガラスクロス）に樹脂を含浸させた「複合材料」が使われています。日本レヂボンでは自社内で複合材料の製造ができるので、砥石の仕様に合わせた補強材を使用することができます。
※補強材は「コンポジット事業部」にて製造されています。
どうして削ることができるのか？
切れ刃の働きをする砥粒は、仕事をすると摩耗し削れなくなります。
削れなくなると自然に欠けたり脱落していつも新しい切刃を出し、同じ状態で研削し続けることができます。
これを「自生（発刃）作用」と呼びます。
