ご使用時の注意

環境確認

火花の方向に可燃物がないか、確認してください。
研削・切断時には火花が飛び散ります。火花が可燃物に飛び移ると、出火や事故などの原因となります。
加工物がしっかり固定されているか確認してください。
鋼材を手に持って研削したり、固定しないで切断作業を行ったりすると、大きな事故につながります。

試連転

動力が電気の場合、機械工具(研削盤)の電源プラグをコンセントに差し込む前に、スイッチがオフになっていることを確認してください。もしスイッチがオンになっていた場合、機械工具(研削盤)が突然回転を開始し跳ねるなどして、事故などにつながります。必ずコンセントに差し込む前に確認を行ってください。
作業終了時にもスイッチがオフになっていることを確実に確認してから電源プラグをコンセントから抜いてください。
新品の砥石(またはディスク)を使用する際は3分間以上、作業を再開する際には1分間以上の試運転を行ってください。
試運転時には、砥石(またはディスク)が破壊しても負傷するおそれのない安全な位置で行ってください。
試運転を行い、異常音や振動などの、異常がないか確認してください。異常があった場合は、直ちに試運転をやめ、砥石に異常がないか、フランジは正しく取り付けられているかなどの確認を行ってください。
砥石に異常があった場合、その砥石は絶対に使用しないでください。

※砥石の取替えや試運転の業務は特別教育修了者が行ってください

適正角度

適正角度

研削作業をする際は、適正角度の15~30度で作業してください。
適正角度で研削することにより、早く綺麗に研削することができます。また、綺麗に摩耗していくので、目詰まりや飛散を抑えることができ、砥石(またはディスク)を最後まで効率的に使うことができます。

外径が小さくなった砥石

外径が小さくなった砥石は周速度の低下により性能が落ち、上面飛散にもつながります。有効使用量(砥石全質量の60%)を使用した時点で交換することで効率的に使用できます。
また、砥石カバーを外したり、小さいサイズ用のグラインダなどでの再使用は危険ですので絶対に行わないでください。

作業を終える時

スイッチを切った後、砥石(またはディスク)の回転が確実に止まってから台上に置いてください。

使い始めのコツ

初回使用時、研削開始時は慎重に作業してください。
新品の砥石は、使い始めに食い込みすぎることがあります。最初の数回は、手前にひくようにして研削してください。角が取れ、食い込みを防ぐことができます。

目詰まり

目詰まり

目詰りしても砥石を叩かないでください。
目詰まりして削りづらくなった場合は、ドレッサーや使わなくなった砥石でドレッシングしてください。
目詰まりが解消され、また削れるようになります。
変形摩耗が生じたら、外周部のツルーイング(形直し)を行ってください。

高温注意

使用中及び使用直後の砥石や加工物は高温になりますので、手指を触れないでください。

保管時の注意

保管方法

レジノイド砥石は強度が経年劣化します。湿度の高い場所で長期間保管しておくと、劣化が進行しやすくなります。雨ざらしになる場所、湿度の多い場所では絶対に保管しないでください。
砥石(またはディスク)は、急激な温度変化の少ない常温の乾燥した場所に枠や棚を設けて保管してください。大径切断砥石は、平置にして保管してください。立てて保管すると変形する恐れがあります。

取り扱い上の注意

砥石(またはディスク)は十分注意深くお取扱いください。
砥石(またはディスク)は全て割れる可能性があります。転がしたり、落としたり、またはぶつけたりしないでください。