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技術情報:研削といしの基礎知識
研削といしについて研削といしの表示方法
研削といしには数えきれない程多くの種類があります。そのため、といしの選定の誤りが事故につながる大きな原因となっていますので、研削といしの表示方法を良く理解することが大切です。
(1) 形状
  といしの形状には次の様な種類があり、それぞれに研削に使用できる使用面が決まっています。使用面以外の側面を使用すれば、事故を起こしやすいので法律により使用面以外の側面使用が禁止されています。
 
(2) 寸法
  といしの寸法は、外径(mm)×厚さ(mm)×孔径(mm)の順序で表示します。順序を間違えますととんでもないといしになってしまいますので注意して下さい。また、それぞれの研削盤には、使用可能な最大限のといし寸法が表示されていますので、その範囲内の寸法のといしを使用するようにして下さい。
(3) と粒
  と粒(と材・研削材)は大きく分けてアルミナ質系と炭化けい素質系があり、加工物の材質と研削条件により適切な研削性を得るために種類を選定します。と粒に求められる性質として最も基本的な条件が『硬さ』です。切れ刃であると粒は加工物より硬くなければなりません。また、と粒は加工物を削ると同時にと粒自身もすり減らしていきます。すり減り摩滅したと粒は、引っかかりが無くなり、研削力を失います。摩滅のしにくさを『じん性』と言います。一般的に硬さとじん性は反比例の関係にあり、硬いと粒ほど摩滅しやすくなります。
 
種類 名称 と粒表示 硬さ じん性
炭化けい素質系 緑色炭化けい素

GC















黒色炭化けい素

アルミナ質系 白色アルミナ

WA

褐色アルミナ

解砕形アルミナ

HA

アルミナジルコニア

AZ

  じん性に優れるアルミナ質系は、一般鋼・ステンレス鋼などの金属に使用されます。硬さに優れる炭化けい素質系は、アルミ・真鍮などの軟らかい非鉄金属やまたガラス・石材などの非金属に使用されます。また汎用性を高めるため複数のと粒を混合する場合があります。これを混合と粒といい、A/CやA/WAと表示します。
(4) 粒度
  と粒の大きさを「粒度」といい、研削面の仕上げ精度により選定します。粒度は数値で表わし、その数値が小さいほど粗く、また粗いと粒を使ったといしほど強度は弱くなります。
 
(5) 結合度
  研削といしの硬さを「結合度」といい、アルファベットで表わし、Aに近いほど軟らかくなります。一般に、硬い加工物には軟らか目のといしを、軟らかいものには硬目のといしを用います。また、結合度の硬いといしほど強度が高く、軟らかいものほど強度は低くなります。
 
(6) 結合剤
  と粒とと粒を結びつけているものを「結合剤」(ボンド)といい、主として次の様な種類があります。
 
種類 記号 特長 用途
繊維補強付
レジノイド
BF 熱硬化性合成樹脂又は熱可塑性樹脂の結合剤で主としてフェノール樹脂が用いられる。機械的な強度は強いが水分や高熱には弱い性質がある。 自由研削
切断
ビトリファイド V 磁器質の結合剤で長石や可溶性粘土が主成分である。広範囲の研削作業に対して最も安定した性質を持っているが、衝撃や急熱・急冷には弱い。 機械研削
超仕上げ
ゴム R 天然・人造ゴムを主成分とする結合剤で、研削油に対してはレジノイドより安定している。 切断
マグネシア Mg マグネシアオキシクロライドを主成分とする結合剤で、常温で硬化し研削性がよいが、水分に弱い。 刃物研削
平面研削
(7) 最高使用周速度
 
周速度とは、外周部の一点が1秒間に運動する距離。毎秒何メートル(m/s)の単位で表示されます。
回転速度とは、回転軸が1分間に回転する回数。回転数とも呼ばれます。毎分何回転(min-1又はrpm)の単位で表示されます。また研削盤には必ず無負荷時の回転速度を表示しなければならないと決められています。(研削盤等構造規格)

最高使用周速度とは、研削といしが安全に使用できる最高限度の周速度のことで、ユーザーは安全上絶対に守らなければならないもので、いかなる場合でもこれを超えた速度で使用してはならないとされています。(安衛則第119条)
また、研削といしメーカーは、外径が75mm以上のといしには必ず最高使用周速度を表示しなければならないと決められています。(研削盤等構造規格)
最高使用周速度は毎秒何メートル(m/s)の単位で表示し、といしの最高使用周速度とといしの外径およびといし軸の回転速度との関係は次式のようになります。
  といしの外径(mm)×円周率(3.14...)×回転速度(min-1)÷60,000=周速度(m/s)
周速度の換算例
正しい例:
  普通速度のグラインダ(毎分7千回転)に普通速度(最高使用周速度72m/s)のオフセットといしを使用する。
 
普通速度グラインダ:180×6×22 72m/s 7,000min-1
  180mm×3.14×7,000min-1÷60,000 ≒ 65.9m/s
 
普通速度オフセット研削といし:180×6×22 72m/s
≦ 72m/s ⇒ OK
  グラインダの周速度よりといしに明記された最高使用周速度が方が大きいので使用可能。

正しくない例:
  高速度のグラインダ(毎分8千回転)に普通速度(最高使用周速度72m/s)及び高速度(最高使用周速度80m/s)のオフセットといしを使用する。
 
高速度グラインダ:180×6×22.23 80m/s 8,000min-1
  180mm×3.14×8,000min-1÷60,000 ≒ 75.4m/s
 
普通速度オフセット研削といし:180×6×22 72m/s
> 72m/s ⇒ NG!
 
高速度オフセット研削といし:180×6×22.23 80m/s
≦ 80m/s ⇒ OK
  グラインダの周速度より普通速度オフセット研削といしに明記された最高使用周速度の方が小さいので使用不可。高速度オフセット研削といしは使用可能。
研削といしの表示例
 
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